接触事故

車をぶつけたかもと不安、傷なしでも必要な対処を弁護士が解説

01_アイキャッチ:車をぶつけたかもと不安・傷なしでも必要な対処

運転中や駐車場で「今、何かに触れたかもしれない」と感じたのに、車を見ても傷がない。相手の車もすでに見当たらず、音がしたのか、段差を踏んだだけなのかもはっきりしない。このような場面では、何もなかったと思いたい気持ちと、当て逃げになったらどうしようという不安が交互に浮かぶものです。

交通事故の相談を受けていると、接触の有無そのものが後から争いになるケースがあります。外から見える傷だけで決まるとは限りません。バンパー内部に不具合が生じていることもあれば、反対に、以前からあった傷を今回の接触によるものだと誤認することもあります。だからこそ、憶測で結論を出すのではなく、警察への連絡、現場と車両の記録、ドライブレコーダー映像の保存を順番に行うことが大切です。

この記事では、車をぶつけたかもしれないものの傷が見当たらない場合について、事故直後と帰宅後の対応、駐車場での注意点、相手が立ち去ったときの動き方、保険会社への連絡、裁判で接触や損害がどのように検討されるのかを解説します。

主要なポイント

  • 傷が見えなくても接触の可能性があれば警察へ連絡する理由
  • 現場を離れた後に不安になった場合の伝え方
  • 駐車場や相手が立ち去った場面で残すべき記録
  • 福岡地裁判決から分かる接触と損害の立証
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接触事故で「大丈夫」と言われた…その言葉、信じて大丈夫?

「コツン」と軽い衝撃。車同士の軽い接触事故や、歩行者・自転車との接触。幸い、相手は「大丈夫ですよ」と言ってくれている…。ホッとして、その場で和解して別れたり、警察呼ばないで済ませてしまったりしていませんか?

しかし、その一言が、後々大きなトラブルに発展する可能性があるのです。

接触事故で大丈夫と言われたのに、後日、高額な修理費や治療費を請求された」「接触事故で警察呼ばなかった後日、『ひき逃げ』だと疑われてしまった」「相手が子供で『大丈夫』と言っていたのに、親から連絡が…」「相手が行ってしまったけど、どうすれば?」…このような相談は、法律事務所にも多く寄せられます。

特に、車同士の接触事故はもちろん、自転車や歩行者が絡む事故では、相手が「大丈夫」と言っていても、後から痛みが出たり、予想外の損害が発覚したりするケースが後を絶ちません。

この記事では、「接触事故で大丈夫と言われた」という状況に潜むリスクと、後悔しないための正しい法的対処法を徹底解説します。万が一の時に備え、ぜひ最後までお読みください。

この記事の主要なポイント

  • どんな軽い接触事故でも警察への報告は義務であり、怠ると罰則や「ひき逃げ」のリスクがあること。
  • 相手の「大丈夫」は鵜呑みにせず、必ず連絡先交換と状況記録を行うこと。
  • その場での安易な示談(和解)は、後々のトラブルにつながるため避けるべきであること。
  • 事故直後に痛みなどがなくても、後日症状が出る可能性があるため、医療機関の受診も検討すること。
  • 相手が行ってしまった場合や、警察を呼ばなかった場合でも、後日速やかに適切な対応をとること。
  • 弁護士費用特約を活用すれば、自己負担なく専門家である弁護士に相談・依頼できる場合があること。
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