逆走自転車の過失割合は?車・自転車同士の事故を弁護士解説

道路の右側を走ってきた自転車と衝突したとき、「逆走なのだから相手が全面的に悪い」と考える方は少なくありません。ところが、交通事故の過失割合は、交通違反の有無だけで決まるものではないのです。相手が自動車か自転車か、正面衝突か出会い頭か、どちら側から見えていたか、回避できる時間があったかによって、出発点となる数字から変わります。

逆走自転車の事故では、「違反した側」と「より大きな注意義務を負う側」が一致しないことがあります。この違いを知らないまま示談を進めると、保険会社の数字が妥当か判断できません。

この記事では、別冊判例タイムズ39号「民事交通訴訟における過失相殺率の認定基準 全訂6版」に掲載された事故類型を踏まえ、逆走自転車の過失割合を具体的に解説します。数字はあくまで一般的な目安であり、個々の事故では証拠と現場状況に応じた検討が必要です。

主要なポイント

  • 逆走という違反と民事上の過失割合は別に検討すること
  • 車との対向事故は自転車20対車80が一つの基本となること
  • 自転車同士の対向事故は50対50から右側通行を修正すること
  • 映像や現場写真が過失割合の判断を左右し得ること
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